徳島県立図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: コレクション1

越後地震由来 - 翻刻

越後地震由来 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

くわん大きやうくわんの責も是にはよもまさらし と見るもなか〳〵骨身に通ふる今は此世か崩れ て仕廻みろく出世の世と成やらん又はならくへ 沉みもするか言もおろかやかたるも涙せつな念 仏となへて見ても何のしるしもあらじ恐しや 昼夜うごきは少もやまず凡七十四日か間親子 兄弟顔見合てともに溜息つき居るはかり愛 津高崎また其外に御領御陣屋籠本衆も思々に お手当あれと時わ時とて空打曇り雪はちらつく 寒さは増るそとに居られす涙の中に一家親類 より集て大工いらすの堀立小屋に殊に今年は 大悪作で米わ高直諸色は高し夫も前代未聞の事よ 是をつら〳〵考へ見るに士農工商儒仏も神も 道を忘れて利欲にまよひ上下わかたすおご