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飛はし仰天するのみなりとかや理りなるへし
此時の鳴動四五里の間に響き渡りし事
是眼前たり爰におゐて被 仰付るゝ所の御相図
辺りに響き雲をつらぬきて大空にはつと
開く此時 御主君の一大事を存る旨の
御家臣 御立退の 御用意言上す暫時
忽然としておわしまし
御意ありけるは領分の百姓町人は如何し
たるそと 御尋ありけるとそ並居る
御家臣の方〻頭を地に下けて
御 人徳を奉仰しとそ実に下賎の者
ともふ【に?】おゐておや後世に及ふとも
君父の恩沢を亡失せは必 天道の責あらん
おそるへし
爰に賢く勇と仁懇【慈?】を兼たるは高井郡
六川よりの御出張也 《割書:越後国椎谷之御領主|堀出雲守様六川者是則出張》
《割書:陣屋ニシテ時也|御代官寺嶋善兵衛》 二十四日の夜大災発し犀川の
大河を止むる事安否もいまたさたかなら
さる処に廿五日の朝はやくも問御所村に出張有て