翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [6] - 翻刻

俗語之種. [6] - ページ 34

ページ: 34

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村の長たる者に仰せて人夫を集め出させ 自ら頭を取りて類焼を防き既に炎〳〵と 燃来る処に出向ひ東には中澤堰有西には 大丈夫の蔵あり是究竟の場所なれは 此処におゐて防止むる事なくは類焼を遁る へからすとて自ら下知して欠廻り〳〵中澤 堰の端なる所の家の柱を切倒し西側は是 松代御領西後町なれとも是迚も居合せたる 者に下知を伝へて終に此処に至りて焼亡の 患をそ防止められける可 敬此勇なくは 人心痛く労るゝがうへに斯なれは防事能わす して此うへの大災にも可 及也一両日過にし 後押潰したる家へは普請金御手当をそ 被下けるとなん引続て其災難を取調 左之通り被下ける 一《割書:壱軒前|》 金七両弐歩宛  悉潰れたる家へ被下 一《割書:同断|》  金五両宛    半潰之者え被下 一《割書:壱人ニ付|》金壱両宛    圧死人有之者え為回向料金被下 其外難渋之者へ金百疋以上金壱両まて被下候由