翻刻
いろ男のこしらへに
すいた事はねへ
これでもふんどしは
せうゆでにしめた
やうだ
〽にしめ〳〵と
たくさんそうに
いふでかまどの
なべ二つ
〽ゑひす
大こくの
ぢさん金
まん〳〵両の
かねもとを
し
た
まふゆへ
ぢさん
きんの
たかを【金額を】
のぼり
に
そめ
ふだに
たてゝむこや
よめの市が
たつて
わや〳〵
どや〳〵
びちやくちや
する仲できに
いつた花よめ花むこを
みとりにする
〽うりものには
花をきかせろ
といふから
わつちやァ
花かんさ
しを
させば
よかつた
すみよしに
たからのいち【大阪住吉大社の宝之市】
あさくさに
としの市【浅草の歳の市、現在の羽子板市】
まんさいに
さいそう市【万歳の才蔵市、三河万歳の太夫が才蔵(相方)を雇うための市で文政のころまで年の瀬の日本橋南詰めに立ったといわれている】
ざい〳〵に【在々に=土地土地に?】
一いさいの市【?】
ふねに川いち
さとうに
めゝいち【?】
こん
な
いちは
めつらしく
もないが
花むこ
はなよめ
のいちと
いふは
それで
いちご
さかへたと
いふはなしの
やうな
めでたひ
事なり
〽このとしまでおやきに
つとめやしたおかへりてはないのさ
〽おらァ
はなが
たかひから
花むこの
かんばん
つきは
いゝ
のさ
〽はやうよめにみたてゝが
あれはようおす
おちやをひかうかと
くになりんすよ
【お茶を挽くのは買い手のない暇な遊女がする仕事。つまり売れ残るのは嫌だと言っている】