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翻刻
近世西夷砲銃《割書:大筒を砲と云|小筒を銃と云》の術次第ニ闢て其上
西洋諸国屢戦争の事在を以実験する事
数回故ニ其術日々ニ精密ニ至り且陣練隊
伍も全備する由遠く我国ニ聞傳へ其慮ニよ
りて其法を盛ニ世ニ行るゝ事とハなりぬ
砲銃ハ元来西南夷より傳来する所に
して其頃 本朝戦国故其術俄ニ盛ニ
なり利器とはなりし也和銃とて明人も
其頃は恐入し也元和以来昇平の
御代と成て実地ニ用る事ハ寛永耶蘇
の賊寛政文化の頃松前の辺嶋《割書:シヤナ幷|カラフト》
魯西亜の騒櫌また近時大坂の悪徒一条の外
〈割書:大筒を砲と云|小筒を銃と云〉
〈割書:シヤナ幷|カラフト〉