翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 68

ページ: 68

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敵をふせき其外天の時に臨て千変 万化の計略有三番目に地と云ハ遠 近廣狭とあつて所はゆるやかにして 難所は歩行立よろし狭地とせまき 所は小勢にてよろしく死地とハ味方 引く事ならぬ地ハ皆死地とするを云また 生地と云ハ味方守りよろしき天地の理の 理はいろ〳〵有又四番二将といふハ中〳〵 紙筆にハ申難き事なれ共将ハ智 なると有と中〳〵智恵斗にもあらず 又利口発明斗にもあらず学問の廣き にもあらず弓馬槍剣長刀の奥儀を極 めたるにもあらず又語道ニ発して三世に 通達したるにもあらず只能々人情に 通し抜通りたる主の下たるもの敵と なり味方となりてさま〳〵の人心をよく 知り意味深長の情合に通したる 大将の事也又五番に法といふ事ハ 孫子の兵書にある如く治は曲制官 道主用なり先怒制とは軍の備時 じやモウ汐かさして来る深ひ処へ往て 又別の咄しを仕様猿頬汐吹蛤初め