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直様散失可致風情譬ハ縁の下ニ火の廻り居候而も
不心付火防の手當を忘れ居候も同様の姿実ニ
浅間敷士風ニ候 廟堂ニ而も聊も和義御含
有之候へ者日々御觸相成候にも人氣引立不申従而
臺物其外の手當も皆文具ニ而軍用ニ適し申
間敷今日にも愈打拂之方へ御決着ニ相成候へ共
天下之士氣十倍いたし武備令せすして相整候義
影響より早く可有之左候而社征夷の御大任二も
被為代諸国一統武家の名目にも相當可致候是
決而不可和之十ケ条ニ候尤肝要之急務ニ候扠和
戦之利害右ニ而粗相盡し候へ共是又知れば
易く是を行バ難く衰弱の世は兎角和議ニ泥
防戦を好不申戦を主とし候者ハ事を好乱を
楽候様讒言いたし甚敷ニ至り候而ハ戦を主とし候
ものを罰し候而敵方ニ申分ケいたし和議を取結ひ
遂ニ滅亡を招候義笑止千萬ニ候
神国勇武之俗一旦 廟議御一決之上ハ左様
臆病之少人ハ有之間敷候へ共忠言逆耳良
薬苦口姑息苟且ハ人情ニ溺れ易く候故
兼而御用心有之一旦御決定之上ハ始終御動
無之義海防第一義と存候 廟議戦之一字ニ
御決着ニ相成候上者国持大名津々浦々迄大
号令被 仰出武家ハ勿論百姓町人迄覚悟
相極 神国惣躰之心力一致為致候義可為
肝要事
本文号令之義其筋二而調候へ者如才有之間敷候
得共多端ニ相成候而者 御趣意貫不申候間簡
易明之愚夫愚婦迄も憤激ニ不堪必至と
覚悟ニ相成候御仕向も有之度候奢移【侈】遊惰を
禁し質素倹約を勤候類當節之急務勿論ニ
候へ共萬一交易御許し人氣相ゆるミ候而ハ日々
倹約等の御觸有之候迄も自然奢移ニ趣可申