翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 99

ページ: 99

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  打拂之御議定ニ相成候へ者一統之人氣締り   質素倹約ハ勿論万事古の武士風ニ立帰り   乍憚享保以来御美事ニ而御中興此上有間敷   奉存候事  一八日にも御話申候如く太平打續候へ者當世姿ニ   ては戦者難く和ハ易く候へ者戦御決ニ相成   天下一統戦を覚悟いたし候上ニ而和ニ相成候へハ   夫程の事ハ無く和を主と遊し萬々一戦ニ   相成候節者當時の有様ニ而者如何共被遊様   無之候へ者去ル八日御話申候者海防懸り計りに   極密ニ被成於 公邊も此度者実ニ御打拂之   思召ニ而号令被出度臍の下ニ和の事有之   候へ者自然と他へ洩聞候故拙策御用に   相成候事二も候はヽ和の字ハ封し候而海防掛而已   の預りニいたし度事ニ候右故本文ニ和の事一切   不認候 一槍剣手詰の勝負 神国之所長ニ候間御籏本  御家人ハ勿論諸家一統試合実用之鎗剱悉  練歴いたし候処有之度事本文鎗剱之儀ハ  神国之長技たる事不及申近来試合之槍  剣ニ至てハ其妙極り然れ共蘭学者風抔  説被行外夷戦艦銃礮の堅利なるに忘れ  所詮外夷には勝事あたわざる様ニのミ思ふ  もの無之にあらず是其一を知て其二を知らず  と云へし戦艦銃礮ハ手詰の勝負ニ便なら  ず仮令彼の夷人一旦ハ邊海の地を侵と  いへとも上陸せざれ者其欲を逞する事を  得ず我壮勇の士卒を撰槍剣の隊を備へ  機に臨ミ変に應し我長技を以て我短所  横合ゟ突て出或は敵の後より切て廻り  雷光石火の如く血戦せば彼夷賊原を鏖ニ  せん事掌の中ニ有へし去ば