翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

出雲紀行. 20 - 翻刻

出雲紀行. 20 - ページ 4

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此分は書捨候ものにて如何に奉存候へ共 御閑日之御笑草にも相成候はゝと奉存候て 差出候且又先達而も奉申上候通 年始会之度は大不気分中倅 よみ聞せ候を面倒まきれによし よしと申て格別加筆にも思慮にも わたらす為書候惰成短冊に御坐候間 此段言上被成置度奉願候会以後 遠立候者ゟ送り越候分大分到来 仕候へともいまた嶋根大原辺ゟ二三十 人も差出候筈に付先差出候いつれも初心 もの斗りに御坐候へは不差出方可然哉とも 奉存候事 出雲大社の神崇とさへいへはいつも地震也けり むかし年号は空に覚さりしか為泰若かりし時に 大社の御宝物なる琵琶を 朝廷にめされけるを嶋弾正重老守護仕奉りて京都に 参のほりて奉りしに今年は押詰たるほとに春になりて 御そなはすへれは守護人は先国に帰るへしとありし時 関白殿へ重老奉りし哥  よつの緒の音もそはんとや花鳥の春をまててふ勅は有けん と詠て奉りしに堂上方聞継言継して出雲には恐しき 哥人ありとのたまひしとそ其比に承り候扨其琵琶