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コレクション: コレクション3

種痘活人十全辯 - 翻刻

種痘活人十全辯 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

免(まぬ)かれしむるは。実に人事に非ず。天の人を教へて造 物の化育を賛(たすく)るなりと。蘭台軌範に見ゆ。余も徐大椿 の言に本つき天意を奉行(うけをこなひ)。種痘の法を弘(ひろ)め庶幾(こいねがはく)は嬰(ゑい) 孩(かい)の夭折(ようせつ)【左ルビ「わかしに」】を免(まぬかれ)しめ寿域(じゆいき)【左ルビ「なかいき」】に躋(のほ)らしめ国家人民 蕃殖(はんしよく)【左ルビ「しげくふへる」】の 一助(いちゝよ)とならん事を欲するに因て。此 呶々(とう〳〵)【左ルビ「やかましき」】の多言(たけん)を布 て梨棗(りそう)【左ルビ「はんき」】に上せ普く世人に瀆告(とくこく)【左ルビ「けかしつける」】すと云 弘化三年歳次丙午冬十二月          水戸  棗軒本間玄調誌