東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 5 江戸名所図会

江戸名所図会 20巻 巻之6 - 翻刻

江戸名所図会 20巻 巻之6 - ページ 54

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【右丁】  八 巻(くわん)に書写(しよしや)の人 名簿(めいふ)一 巻(くわん)共(とも)に九 巻(くわん)あり其文(そのふん)に云(いは)く  御身(おんみ)の御 経(きやう)奉書寫之(しよしやたてまつるの)人々(ひと〳〵)   一巻   圓融律師   日源《割書:安立坊の開山|》   二巻   良範坊    日秀   三巻   正圓坊    日正   四巻   祐莫坊    日傳   五巻   良範坊    日秀   六巻   乗寧阿        理賢     両人   七巻   乗寧阿    日宣   八巻   理賢坊    日理   右願主  卿公沙門  奉造立   妙光慈母        妙法親父  奉讀誦妙法蓮華経五部        良範        上総公        良圓        一府同心久讃   方便品 壽量品 陀羅尼品   普賢咒 十如是 自我謁  奉各十扁宛讀誦之 【左丁】  奉讀誦   十如是 自我謁 題目百廿反  奉唱題目一萬反   御身ノ形相中老日法上人御作也  應永十三年丙戌十月十三日  右六萬恒沙上首上行菩薩此御利益者尓住迹用本  名字初隨有喜形相身任御附属妙法之要五字弘一  天四海秘法良藥施萬人明 廣爰流布因揲純就信  心大施主等之成就所嚴迷者也  釋迦堂(しやかたう)《割書:祖師堂(そしたう)の右(みき)に並(なら)ふ|其間(そのあひた)に廊(らう)を儲(まうけ)たり》本尊(ほんそん)釋迦(しやか)多寶(たはう)四菩薩(しほさつ)《割書:當寺(たうし)往古(いにしへ)|真言宗(しんこんしう)たり》  《割書:し時(とき)の五智(こち)の如来(によらい)の|像(さう)なりしといへり》  六浦(むつら)玅法(めうほふ)日荷(につか)上人 石塔(せきたふ)《割書:祖師堂(そしたう)と釋迦堂(しやかたう)との間(あひた)榧(かや)の本(もと)にあり高(たか)さ|一丈 斗(はかり)中腹(ちゆうふく)の石(いし)のみ往古(いにしへ)のまゝにして》  《割書:上下ともに後人(こうしん)造(つく)り添(そへ)たるものとおほし中腹(ちゆうふく)の石(いし)の横面(わうめん)に文和(ふんわ)二年六月|十三日と彫付(ほりつけ)てあり妙法(めうほふ)は當寺(たうし)の大檀那(たいたんなにして)宗門(しうもん)にかくれなき沙門(しやもん)なり》  《割書:妙法(めうほう)俗称(そくしよう)を荒井(あらゐ)平次郎(へいしらう)光吉(みつよし)と号(こうす)建長(けんちやう)六年甲寅 日蓮(にちれん)大士(たいし)北緫(ほんさう)中山(なかやま)に遊(あそ)ひ後(のち)|相州(さうしう)鎌倉(かまくら)へ帰(かへ)らんとし給ふの日(ひ)冨木(とき)常忍(しやうにん)と同舩(とうせん)して此(この)六浦(むつら)に着岸(ちやくかん)あり其頃(そのころ)》  《割書:此(この)妙法(めうほふ)上人 未(いまた)荒井(あらゐ)平次郎(へいしらう)光吉(みつよし)と称(しよう)したりしか日蓮(にちれん)大士(たいし)の化道(けたう)を尊(たうと)み上足(しやうそく)の日祐(にちいう)|上人に隨従(すゐしう)し出家(しゆつけ)得度(とくと)の後(のち)妙法(めあほふ)と号(かうす)文和(ふんわ)二年癸巳六月十三日 示寂(ししやく)す依(よつて)日荷(につか)上人と》