翻刻
【右丁】
書(しよ)なれば世(よ)にありふれたる書(ふみ)とは大(おほい)に
違(たが)へりされば心(こゝろ)有(あら)ん青人草(あをびとぐさ)は脇目(わきめ)なふら
ずに此書(このしよ)によりて教喩(をしへ)を受(うけ)なば百発百(ひやくほつひやく)
中(ちう)の奇特(きどく)を得(え)んこと更(さら)に疑(うたが)ひなかるべし
斯(かく)いふは亀戸聖廟(かめどせいびやう)の側(かたはら)に住居(すめ)る
田中庵(でんちゆうあん)の主人(しゆじん)
平亭銀鶏
【左丁】
養蚕図解(ようさんづかい)目録
一 伊勢(いせ)太々御神楽(だい〳〵ごじんらく)の図(づ)
一 蚕(かいこ)の始(はじま)りの事(こと)
一 蚕種子(かいこたね)見(み)やうの事
一 蚕種(かいこたね)毒忌(どくみ)同 貯(たくわへ)やうの事
一 種(たね)を寒水(かんみづ)に漬(つけ)る事
一 桑(くわ)の樹(き)を作(つく)り益(ゑき)ある事
一 養蚕(ようさん)諸道具(しよどうぐ)の事
一 蚕(かいこ)生(うま)れ出(で)る時(とき)心得(こゝろえ)の事
一 蚕棚(かいこたな)建(たて)やう《割書:并(ならびに)》蚕(かいこ)風(かぜ)を嫌(きら)ふ事
一 家内(かない)陽気(ようき)加減(かげん)の事