翻刻
さるはかにゝ
しぶかきを
あてがふのみならす
むしやうになげ
つけ
かにの
こうらを
うち
こわし
たる事は
日本
こくちうの
御子様かた
ひとりでも
おしり
なされぬは
なしそれより
かにはたいひやうと
なりけれは
こゝろやすき
もの見まいに
きたりける
今のよの中とは
ちがいこの
ぢぶんの
【右頁中段】
だれか
き
ました
【右頁下段】
このころもかになどは
おごりものと見へて
きやうそくにもたれ
いる今どきの
かになどはきやう
そくなどは見た事も
なししかし
むかしのかには
□つくへは
見た事は
ある
まい
【右頁上段の続き】
つきやいは
あじな
でやい
にてかにがうすやきねとつきやい
はちなどのとりやわせ
うたくつて見れは
うそらしけれとも
三百五十になるとし
よりの【三百五十才になる年寄りの?】
はなし
すい
ぶん
こゝろ
やす
かつ
たと
いふ
事成り
【左頁下段】
うす
きね
ふ
たり
つれ
にて
見まい
きたる
これは
きやう
だいふん
なり