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大阪に与二郎兵衛と
いふものありそのこに
弥二郎といふてしやう
とくりちきにて
江戸へとせいに
来りつきじへ
たなをもち
のちにてつほう
づ【鉄砲洲】へ所がへしけるがこの男の
やまいにてなんのやくにもたゝぬ
事にもうそをつくがくせにて
たいかい人もしりみな〳〵うそを
つきじとなをつけけりのちにてつ
ほうづへこしけるゆえいまはうその事を
てつほうといふなり
うちのまへがじきに
川なればまい日つりを
たのしみ
壱寸ばかり
のはぜをつり
ても壱尺ほと
あつたといふ
うそつきなり
【通行人の台詞】
なんそ
くいます
か
【弥二郎の台詞】
つがもなく
あたり
ます