翻刻
【右丁 線は欠損部ヵ】
【左丁】
一沓事
難波家にはくつの鼻(ハナ)を聊(イサヽカ)をし侍りうらをもちと
をすと《割書:云々》當流しからす出-仕のくつたゝおなし物也
しきの様うへしたかはり侍り出-仕の履(クツ)よりは木しき
をさきへよせてくつの中にかるき木《割書:桐(キリ)杦(スキ)》をつくり
あはせて《振り仮名:續-飯|ソクイ》にてつよく付(ツク)てそくい本-儀なれと
つよく足ふみをすれは沓(クツ)のしきこらへすしては
なるゝ間《振り仮名:漆-膠|シツカウ》又 麦漆(ムキウルシ)なとにて密々(ミツ〳〵)に付(ツク)之上様
へ調進(テウシム)時は何度(イクタヒ)も《振り仮名:續-飯|ソクイ》たるへし木しきの