東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

古今相撲大全 - 翻刻

古今相撲大全 - ページ 19

ページ: 19

翻刻

帯。次に左の相撲人 犢鼻褌(とくびこん)の上に。狩衣(かりきぬ)を着し/剱(ひの)をさし。相 撲三十人。次第に行列。左方は狩衣の上に帯を付。右方は狩衣の上 に帯を着(つけ)ず。狩衣の前をはさみて。長橋(ながはし)の内に候(こう)す。次将并に 府官人/後(うしろ)にあり。相撲長(すまふおさ)《割書:今云|頭取》三人。冠(かふり)。緌(おいかけ)。褐衣(かつゑ)。布帯(ぬのおび)。白半臀(しろきはつひ)。下(した) 襲(がさね)。白布袴(しろきぬのばかま)。糸鞋(いとわらぢ)。尻鞘(しりざや)《割書:左丸尻鞘|右魚形》 懸緒(かけを)《割書:左緋|右緋》纐纈(こうけつ)。かくのごとくの 装束(しやうぞく)にて出立。仕丁二人/水桶(みずおけ) 《割書:今云|力水》を舁(かき)後にあり。而後相撲 人次第に進(すゝみ)出て。庭中(ていちう)に /列立(ならびたつ)《割書:今云|土俵入》次に左右を合さ ず。左方右方とも方屋同 士取らせらる。先/方手(かたて)《割書:今云|方屋》の 最手(ほて)《割書:今云|大関》助手(すけて)《割書:今云|関脇》と是を取。 又最手と腋手(わきて)《割書:助手|一名》と取。夫 より次第に十五番終る。右方は左方に同じ合て三十番なり。終 日大将/勝(かち)たる相撲人の。交名の上に。爪(つめ)を以てしるさせらる。《割書:今云|勝負付》 名ありと順倭名抄に見へたり。左右/番(つがひ)をして勝負見る 役を/立合(たゝあはせ)《割書:今云|行司》と云。出立の装束(しやうぞく)は相撲/長(おさ)に同じ。又/召合(めしあはせ)といへるは 召合相撲人之図  左  右