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七月《割書:大の月廿八日廿九日|小の月廿七日廿八日》也則/紫宸殿(ししんでん)
におゐて催さる。然るに一/説召合(せつめしあはせ)は
八月なりといへども源氏物語/椎本巻(しいがもとのまき)
に。すまひなどおほやけごとども
まぎれ侍るころ過てさふらはへ
などあれば。七月なる事明ら
かなり。拾芥抄(しうがいしやう)にのする所の八
月といへるは。希(まれ)なる例(れい)なるべし。
御殿中の御儀式は。江次第に委
く見へ侍れば爰に略す。先/主(との)
殿寮(もれう)より南庭(なんてい)を掃除(さうぢ)せしめ。
左右衛門(さうのゑもん)に仰て。長楽門(ちやうらくもん)永安(ゑいあん)
門(もん)に砂を蒔(まか)せしむ。東西の腋(わき)に
斑慢(はんまん)を引/廻(まは)して。左右の相撲人
の候所(こうしよ)とす。《割書:今云|角力溜》大将御宿所に
おゐて相撲/手番(てつがひ)の事を定ら
る。次将/奏(そう)文を進(すゝむ)る。大将/披見(ひけん)
し次将/彼奏(かのそう)を。文杖(ぶんじやう)にさし
【挿絵】
召合相撲之図
左
右
召合立合の図
左
右