← 前のページ
ページ 26 / 136
次のページ →
翻刻
「一/成村恒世(なりむらつねと)相撲の事
一/日田永季出雲鬼童(ひだのながすへいづもおにわらは)相撲の事
一/中納言伊実腹抉(ちうなごんこれざねはらくじり)と相撲の事
一/小熊伊成弘光(こぐまこれなりひろみつ)と相撲の事
一/佐伯氏長相撲節(さへきうぢながすまふのせつ)に/上洛(しやうらく)の事
一/大井光遠(おほゐみつとを)が事
一/古今相撲大全(ここんすまふたいぜん)巻之中本
一/野見宿祢当麻蹶速相撲(のみのすくねたへまけはやすまふ)の事
人皇十一代/垂仁天皇(すいにんてんわう)の七年。七月大和国。/当麻邑(たへまむら)に/蹶速(けはや)と
て。たけたかくいさめる者あり。ちからつよくして/角(つの)をり。
/鈎(かぎ)をひきのべなんどして。/常(つね)に人に向ふてのゝしりけるは。日
本国をあまねくたづねもとめば。わがごときの/大力(だいりき)あらんや。
あはれいかなる/強力(がうりき)ものにもあふて。/生死(いきしに)をかまはず。力を
くらべたきとねがふ。此ことみかとに/奏聞(そうもん)するもの有しかば
/帝(みかど)もろ〳〵の/公卿等(くぎやうら)にみことのりして/当麻(たへま)/蹶速(けはや)は/天(あめ)