東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

古今相撲大全 - 翻刻

古今相撲大全 - ページ 37

ページ: 37

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らん。中にもたけひくき男の。かんふりうへのきぬ/他(ひと)よりは。よ ろしきが。すぐれて通さじとのゝしりて。立ふさがること つらにくし。いざ各もようしあつめて。明日かの所を通るべし /定(さだめ)て大学の衆けふのやうにせいすべし。其時おとなふまゝに けちらして通るべしとて相撲の中にすぐれて。ちから つよく/足(あし)きゝてたかくいさめる/若(わか)ものをゑらびて。かの せいする学士が/顔(かほ)をけられよといへば。此すまふ我等にまか せ給へといひおのが家〳〵にそかへりける。かくてあくる日は/屈(くつ) /強(つよ)のすまふあまたすぐりうちむれて。大学の東之門に あゆみかゝり。大学の衆もかねて心得てや/居(い)けん。/前(まへ) の日よりはおほく出て。とをさじとぞせいしける。其中にも 成村がいひし学士さきにすゝみ大路に立はたかり通さじ とおもふけしきなり。成村さればよくおもひて。顔けよといひ し相撲に。きつと目くばせすれば。かのすまふつよくよつて はたとける。学士も心得たるものにや有けん。うつふきて/蹴(け)は ずさせ相撲が/足(あし)のあがりたるをつかんで中にさしあげ。二 三だんばかり/投(なげ)ければ身くだけてたへ入たり。学士これをば うちすてゝ。成村にはしりかゝる。成村かなはじと取てかへし