東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

古今相撲大全 - 翻刻

古今相撲大全 - ページ 68

ページ: 68

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上手なれば。くんづはなれつ。かけつ。はついつ。手をくだき半時 ばかりねぢ合ける。いかゞしけん。つき/臼(うす)つつと入て。岩根を 場中にて/反(そり)たりける。秀次公御覧して。扨も取たり心の きゝたる相撲かなと/感(かん)じ給へば。御前/伺公(しこう)のめん〳〵もあつと かんじあはれける。/暫(しばら)く/双方(そうほう)いきをつぎて。又合するに今 度は岩根之介つき臼を/懸投(かけなげ)る。おひ投る。二つの内を取べし と立まはれば。つき臼は/長(たけ)なければ/反(そり)を望んではづしける。 しばらく有て。岩根之介。つき臼がそぐひを引よせて。かけ 投にせんとしけるを搗臼。岩根が/馬手(めて)のもとをとつて。/曳(ゑい)と おしあげ。つと入てかしらにて一/間(けん)ばかり。かたやにおしこみ とまる所を。引かづきて。おなじやうに/反(そり)にけり。秀次公大に /笑(わら)はせ給ひ。/各々(おの〳〵)ざゞめきわたりけり 古今相撲大全巻之中未終