東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

古今相撲大全 - 翻刻

古今相撲大全 - ページ 91

ページ: 91

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帯を花やかに結び立出けるより。他(ほか)の角力人も。是におとらじと伊達(だて) を専(もつはら)にしける。此時の御抱の角力取の拝領のまはしを。世に紀州(きしう)まはしと 称ける。其ゆへは金銀(きん〴〵)にあかし御/物数寄(ものずき)有て。織(を)らせられける故。花美(くはび)眼(め)を 驚(おどろか)す見事さ。言語(ごんご)にのべかたし。是より次第に我/劣(おと)らじと風流を尽(つくす)るに 成たり。誠に土俵(どひやう)入の時。打/揃(そろ)ひ出/並(なら)びたる景色(けしき)。筆に書取がたし。然共/粧(よそほ) ひは自由(しゆう)に成へけれど叶はさることは。生得(しやうとく)の人品(じんぴん)也。御用木両国の後も。大力の 人。又至て肥大(ひだい)なる角力取/少(すくな)からず。依(よつ)而/姓名(せいめい)と背長(せたけ)の寸尺を書しるし て。古人(こじん)をしらす。其外古人の名号記分は悉(こと〳〵く)其姓名を部類(ぶるい)して 左にしらしむる。出生(しゆつせう)は姓名の上に本名を書しるす   古今大力相撲姓名  上古 垂仁帝朝  当麻蹴速    野見宿禰《割書:日本記》 天武帝朝  大隅隼人    阿多隼人 淳和帝朝  紀茂世     大神惟明《割書:天長九年七|月廿六日記》 文徳帝朝  紀名虎     伴 善雄 一條帝朝  私市宗平《割書:駿河人》 時弘       伊勢田世《割書: |已上著聞集》            後一條帝朝 勝罡      重茂