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【右丁】
里方より嫁之道具之飾り様を心得たる男女二人を昼より
聟方へ遣し嫁之部屋を飾るべし
聟方打合せの餅をつく事は嫁之乗物通る左右に臼を据え
男女二人宛にてつくべし委き事は第一巻に記し置きたり
この打合せの餅にて鏡一重を取り三方にすゑ床に飾るべ
し其残りたる餅を雑煮に用うる事は其家の先格にまかす
べし
嫁之乗物を式台へすゑる時待上臈玄関に控へ居り手燭を
もち嫁を化粧之間へ案内す嫁之跡より介添守と守刀とを
持ち参るべし本式之次第は第一巻に委く記し置たり
床に飾りたる手掛。引渡。銚子を此あいだにそれ〳〵の役人へ
【左丁】
渡し置くべし
嫁を待上臈化粧之間より座敷へ誘引し上座へ着座せしめ
待上臈は直に聟之左之方へ聟より先へ着座す介添は嫁之
右之方に着座す夫より聟へ案内す聟出て嫁と対座するも
のなり待上臈。介添之着座之次第は座敷之模様によつてか
はる事あるべし
上方にては此座敷を主殿又は酒殿とも云心得置くべし」
手掛三方箸始之次第は手掛之役人手掛三方を持ち出嫁と
聟とへ口祝をなして勝手へ入るべし
手掛相済し時続て里方役人聟へ之土産物を台にのせ上へ
熨斗包を付け持出るを待上臈受取り聟方之役人へ渡す役