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夜五ツ時地震ゆる終夜雨
品川ゟ保土ケ谷迄御取払ニ相成候御触出候由
諸大名国々え御引払ニ相成候猶又江戸表御登
城【見せ消ち「なく」】等之節ニも供廻り三十人余も召連候大名
衆此節供廻り七八人位羽織なしニ而袴斗ニ而
御供いたし候よしニ而是迄諸大名へ出入之手
廻り別当抔へ俄ニ難渋いたし夜中ニ相成候へ
ハ日本橋辺其外諸々夜見せ屋体見世等有之候
所へ参り古著并食物等をさらい候ニ付夜中ハ
諸商人出不申誠ニ淋しきよし店々之もの用向
有之候而も夜中ハ成丈出不申無據出候節御屋
敷方にて凡て挑灯を拵夫を持棒なともたせ候
供四五人も連候而歩行候よし浅草観音なとも
誠ニ淋敷く相成候由
十二日 朝よりくもり終日くもり空にて持合
《割書:五十五度》 夕方より晴
十三日 朝より快晴
《割書:五十三度》
十四日 朝よりくもり南もやう折々てり立九
《割書:五十三度》 ツ半時ほろ〳〵雨直ニ止