翻刻
【右丁】
ひきのはん
ぐわんは千万君
へどくしゆを
のませころ
さんとやぶがき
ゐあんといふ
いしをよび
どくやくを
もらせける
此
ゐあんは
しげ
たゞ
よりのまわしもの
なればどくやくと
いつわりてうじゆの
くすりをもりて
はんぐわんにどくやくなりと
あ
たゆる
【ひきの判官の言葉】
これがじやうじゆ
するときこうへ
三百石
がてんか〳〵
【左丁】
どくやくをもりしかど千万君
のめのとかたをかこれを上ケ
ざればはんぐわんかさわら
太郎をよひなんじは
しのびのめいじんなり
ばんほどは千万ぎみ
のね
まへ人しれずしのび
こみひそかにさし
ころすべしと
いひつけければ
いさいせうち仕る
はんほどしのび
こみさしころし
申さんになんの
てまひま入
ませぬとうけ
合けるぞ
ふてきなり
【ひきの判官の言葉】
ばんじ
よろしく
はからふ
べし
【笠原の言葉】
御きつかい
なされ
まする
な