翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻28-30 - 翻刻

本草図譜. 巻28-30 - ページ 55

ページ: 55

翻刻

【右丁】 剪草(せんさう)  くさ茶らん  二月 頃(ころ)宿根より  叢生(さうせい)す円茎(まるきくき)紫(むらさき)  色(いろ)節(ふし)あり葉(は)は及(きう)  己(い)《割書:はゆば|きさう》に似(に)て小く  又 茗葉(めいやう)に似(に)て又  小く一 節(ふし)に二三 葉(やう)  対生(たいせい)し五七 層(そう)を  なす茎(くき)の梢(こすへ)に白  色 糸(いと)の如(こと)き花(はな)あ  り根(ね)は茜草(せんさう)《割書:あか|ね》  又 細辛(さいしん)の如(こと)く良(よき)  香(にほ)ひあり 【左丁】 防己(はうい)   あをかつら     とづる《割書:豆|州》      つゝらふじ 山野(さんや)に多(おほ)し藤蔓(つる)冬(ふゆ)凋(しほま)す緑色(みとりいろ)葉(は)は牽牛(あさかほ)の 葉(は)に似(に)て尖(とか)らす山人 此蔓(このつる)を以(もつて)籠(かこ)をあむ夏月小 花 攢生(さんせい)し秋月(あき)黒子を結(むす)ふ薬店(やくてん)売処(うるところ)の防己(はうい) 是(これ)なり根(ね)は褐色(うるみいろ)にして長(なか)く切は車輻紋(しやふくもん)あり此(この)本(ほん) 草原始(さうけんし)に図(つ)する処(ところ)の条防己(しやうはうい)是(これ)なり 【版心の中央部に記載あり】 防己 【六~七行目「及己」の「己」の読み「い」は誤ヵ、もしくは「已」ヵ】 【十八、二十八、三十、三十三行目の「防己(はうい)」の「己」は「已」ヵ、もしくは読みの誤ヵ。「防己」「防已」とも使われている。】