翻刻
みひいきを くわん水なされかし百病ともにいゆる妙やく
しやくつかへはら腰せなか病なはくわん水したり水を呑たり
ゑひたほれ足腰たゝぬほとならはくわん水なされ直にさめる■
ひえきつて足も覚のなきやうにつめたくならはくわん水かよし
もや〳〵と気もうつとりとふさきなはくわん水なされ忽ちによし
せい〳〵と心のうちもはれわたり病もともにはらふくわん水
すへ〳〵の世まても広くひろめたや水の流れの尽ぬとくにて
くわん水はたゝおもわくをやめにせよつめたい寒ひも思わくそかし
水療治はしめめんけん【瞑眩】せしとても肝をつふして水をやめなよ
めんけんはすゝぐにみそきのしるしにて万病のそく奇特也けり
右常湯北條灌斎古宇田伯明老医の一覧を歴て
江戸神田相生町
文化十一甲戌年四月 小川伝蔵著