翻刻
ゐの水を怠りなしにあひ給へ心ゆるせはいやになるもの
のぼせにはくわん水するもあたまからあひてみられよ奇妙也亀
おこりやみ暑気と寒気に食もたれあさゆ朝夕のみてくわん水をせよ
くわくらんやねひへをしたら水を呑くわん水すれは暑あたりもなし
やけとには先取あへす水そゝきあともつかすにいゆるみやう方
まことなる水のことくに気をもちてくわん水すれは鬼にかなほう
けつうん【血暈 注①】とけんうん【眩暈 注②】又は物忘れ水より外のみやうやくはなし
ふとりたりなつやせするも湯の咎と水にそゝきて中にく□成
こ
えんのなき人にも灌水おしへたやおのかやまひのいゆるほとなを
てや足のふし〳〵いたむ病ひには水にてもみてそゝぐにそよし
あ 神はくわん水也とみなもとをきわむる人はくすりいらすよ
さしあたるけふ一日と心得てくわん水なされあすはなきもの
きせつして呼返してもとゝかすはみつをあびせよ〳〵
ゆに入は大どくなれはつゝしみてくわん水するが身の薬也
めいわくな事は我身の薬にて気に入事はみなどくとしれ
【注① 産後に血の道でめまいがしたり、からだがふるえたりする病気】
【注② 「げんうん」ともいう。目がくらんで頭がふらふらすること。またその症状。めまい。立ち眩み】