翻刻
【右丁上段】
○小人国(しやうじんごく)此国(このくに)東(とう)
方(ばう)にあり身(み)の長(たけ)
九 寸(すん)又は一 尺(しやく)五 寸(すん)と
もいふ此国(このくに)に鶴(つる)に
似(に)たる鳥(とり)ありて小(しやう)
人(じん)をとりくらふこれを
おそれてひとり行(ゆく)
ことなしあまたつれ
たちゆくといへり
○長人国(ちやうしんごく)はむかし明(みん)
州(じう)の人(ひと)難風(なんふう)に舩(ふね)を
吹(ふき)ながされてある
島(しま)にいたる人(ひと)の長(たけ)
一 丈(じやう)余(よ)なりよく水(みづ)
をおよぐとなり
【右丁下段挿絵】
長人(ちやうじん)
国(ごく)
《割書:せたかじまと| いふ》
小人国(しやうじんごく)
《割書:こびとじまと| いふ》
【見返し】
拾冊之内【手書き】