翻刻
【右丁】
同
舶来(はくらい)の書(しよ)に載(のす)る
図(つ)形状(かたち)石榴(さくろ)に似
て中子 大(おほい)に数子(すし)
を結ふ集解(しつかい)の説(せつ)
に状(かたち)如椰子而(やしのことくにして)円(まるく)
其中(そのなかに)《振り仮名:有_レ核|かくあり》数十核(すしうかい)#1
大(おほいさ)如雷丸(らいくわんのことく)子中(みのうち)有(にん)
《振り仮名:_レ仁|あり》白色(はくしよく)久(ひさしけれは)則(すなはち)黄(わう)と
云へるに合(あ)へり
【左丁】
海紅豆(かいこうつ) とうじんまめ りうきうまめ とうまめ
和産(わさん)なし稀(まれ)に舶来(はくらい)あり其木の形状(かたち)物印忙(うへいんまん)に載る図あり葉(は)一茎(いつけい)
に対生(たいせい)し一葉の形(かたち)蚕豆(さんつ)の葉に似て小く円(まる)く枝の先(さき)に鬚(ひけ)を生す梢(こすへ)に
花を生す形 豆(まめ)の花に似て白色也 莢(さや)は眉豆(ふしまめ)に似(に)たり中子もまた
ふしまめに以て#2深朱色(こきしゆしよく)に黒紋(くろもん)あり集解に宋祁(さうき)益部方物(ゑきぶはうふつ)図(づ)
を引て紅豆葉(こうつのは)《振り仮名:如_二冬青_一而|とうせいのことくにして》円沢(ゑんたく)春(はる)開花(はなをひらき)白色(はくしよく)《振り仮名:結_レ莢|さやをむすふ》枝間(しかんに)其(その)
子(み)累々而(るい〳〵として)綴珠(てきしゆす)《振り仮名:若_二大紅豆_一而|おほいさこうつのことくにして》扁(ひらたく)皮(かは)紅(こう)肉(にく)白(しろし)といへるに合(あへ)り