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コレクション: コレクション2

麻疹御伽双紙 - 翻刻

麻疹御伽双紙 - ページ 5

ページ: 5

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  麻疹(はしか)によろしき食物 ゆりね かんひやう にんじん ほし大根(だいこん) やきしほ 水あめ あづき やへなり さつまいも 白うり 冬瓜(とうくわ) くわへ くす くろまめ 十六さゝけ ひしき せんまい かたくり うど いんげん いんげんまめ らくがんのるい ふき 白せつかう【白雪糕】 かつをぶし くこのめ れんこん 右之類毎日食してよし此外 ごほう 冬大こん うこ木のめ 長いも 白さとう かるやき【軽焼き煎餅】 やうかんのるい折〳〵食してよし春夏の大こん悪し 魚類は あわび きす かながしら さより むしかれい 日数十五日も立て少々つゝよし其外魚類とり類竹の子 きのこ類あふらけすのものめんるいくだものなすび 玉子そ らまめ なたまめ 梅づけ 粕(かす)つけ類五十日忌べし慎(つゝしま)ざれば よどく出て難症となるおそるへし房事(ぼうじ)は殊に慎しむへし五十日 前におかせは命にもかゝはる事なれはおそるへしはしかはかはきある ものなれはくすゆを与(あたう)ふへし梨子(なし)を焼て与(あた)へてもよし 【左ページ】  尚々 廿七日出之御状昨日到来拝見候所御伽双紙之作 可致旨承知扨当春は無人に而尤多用書物 談(よみ)候暇も無之候へとも難見捨其夜稿を起し 今日は要用故打捨漸夜に入引円め直に 浄書致遣候別に序文趣向有之候へ共先取込 故やはり此状を序に被成可然候いつれ発兌 急き候事肝心と存候以上   二月二日夜    山田様        亀文【注】 頼まれて御伽双紙の魁は野崎にあらぬ梅の急作 【活動期から見て大河原亀文の可能性あり】