翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

亀山人家妖 3巻 - 翻刻

亀山人家妖 3巻 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

かくてむかふの やぶ【薮】ざは〳〵と して出きたる はばけ ものか いけの ぬしかと 見れば ますば や【吉原の娼家「松葉屋」をもじっている】の とめ山 しまうら もろ共 たち出てわらふ 【左ページ上部】 ぬしはあんまり まじめで釣て おいでなんすから をどかしたのでおすよ ぬしはあんまり ばからしいね しまうらさん はやくといて おあけなんし わかいもの   まさ介【若い者まさ介の発話】 これは すきなり    さま とうで ごさり  ます 【右ページ右下】 【しまうらの発話】 おやとんだ帯が しまつていゝす     よ 【岡持の発話】 あんまり   ぬし〳〵と いふまいいけの ぬしが出ては    あやまる 【右ページ左下】 やりておまつ【遣り手お松の発話】けふ【今日】は きやく人【客人】のりやう【寮】へ おいらんをおとも してかへりで  ございます