翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

亀山人家妖 3巻 - 翻刻

亀山人家妖 3巻 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

岡もちとめ山が ちょ〳〵らにうつゝ をぬかし心あれば がん中【顔中】せいし【西施、中国古代の美女】を いだすと いふ古語【注】 のごとく とめやまか すがたよし はら【吉原】のうちは おろかむかし より今 ̄ニ いたるまで から【唐】にも やまと【大和】にも かゝる女は あらし と思ふ 心より 外の女郎 はけしからぬ てい ̄ニ 見へる 【右ページ下部】 しまうら  口大きく   見ゆる はまぎし 目はな口 かほから あまり  て 見 ゆる せざは【消えているが別本で「さ」に濁点あり】【せぎ=瀬木?】 ちいさく  みゆる 【左ページ上部】 ますがへ あご なく 見 ゆる ますんど  大きく   見ゆる とめ川 あごながく  見ゆる 【左ページ右下】 ま つ 花 かほ まん まる ̄ニ 見ゆる 【注 「心あれば顔中西施を出す」は】 【中国の諺「情人眼里出西施」「恋人の眼には西施が見える」のこと】