翻刻
自序(じじよ)
咄(はなし)を画(ゑ)にかくといふことはあれど序文(じよぶん)を画(ゑ)に書た
ためしは
こゝにゑざうしといや
つたや重三郎
ゑざうしの作者
喜三二かもとへ
年礼に来り
ひつじの春
の新はん
青本を
たのむ
来年のをもう
たのむのかづいぶん
はるの内書やせう
書うとおもへば
ぢきにできる
などゝ大うぬ【うぬ:うぬぼれ】
をならべる
とうはるの大福帳は
とんだ評判
がようござり
ましてありが
たうござり
ますなどゝ
ちよ〳〵
ら【ちょちょら:いいかげんな調子の良いこと】をいふ
【右側の男は版元の蔦谷重三郎(つたやじゅうざぶろう)】
【左側の男は作者の朋誠堂喜三二(ほうせいどうきさんじ)】
【蔵書印として、福田文庫】