翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

亀山人家妖 3巻 - 翻刻

亀山人家妖 3巻 - ページ 4

ページ: 4

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耕書堂の主人三月 までまちけれとも さたなければ 四月五月の ころだん〳〵 さいそくすれ とも六月 になりて も七月に なりても まだあん じが ないと ずるけ けるゆへ 八月の頃 は大かんしやく【癇癪】 になりて 来年   新板【注①】 【左ページへ】 のげだい【外題、作品タイトルのこと】ひ ろうのじ せつになれば せめてげ だいにて     も きはむ【極む、ここでは決定すること】 べしと せめる わたくしは ちよつと おてつだい に出ました ばかり さうしの しゆこうの 外で こざり ます 【大きな紙に書かれた文字】           上中下        喜三二作 《割書:面向(めんこう)|不背(ふはい)》お年玉(おとしだま)  上中下        萬象亭作 芝全交智恵之程(しばぜんこうがちゑのほど)上下       芝全交作 日本一痴鑑(につほんいちあほうのかゝみ) 上下       好町作 《割書:自笑請合(じせううけあい)|本八文字(ほんはちもんじ)》正札附息質(しやうふだつきむすこかたき) 上中下         三和作 三筋緯客気植田(みすじだちきやくのきうへだ) 上中下        京傳作 【紙の下】 げたいを かく所を あけて おき ました 外の写本はさらに そろひ板も出来 上りましたこれ迄 はけ物の御さくはご ざりませぬなんぞ ばけものによいのはご ざりますまいか此 みそか迄にぜひ おたのみ申上ます ばけ で一つ あんじて みましやう まづけたひ はかうても 出して 置ふ これは ほんの 見す てん【注②】た 【筆を持った喜三二が持っている長い紙】 亀山人家妖(きさんじんいへのはけもの) 【注① 草双紙などは毎年正月に新作を売り出す商慣習でした。】 【注② 見ずてん、良く確かめないで実行すること、花札用語から】