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喜三二はばけものゝしゆこうに
さま〳〵くふうをこらし心で
心とさうだんしながら
とろ〳〵ねいる
喜三二が心の友に
亀山人をはじめ狂歌れんのてがらの
おかもちさいけんのじよをかくほう
【左ページへ】
せい堂なとよりあい【注①】
ばけものゝさうだんする
はやりのくわいらんしよく【案②】
などであんし【案じ】はある
まいか
しよせんほんの
ばけ物を
かいては
あやまる
おかもちが朋誠堂か
喜三二が亀山人かと
きくもきまぐれ
そこが何か
ありそうな
ものさ
【左ページ下】
くわいさい
こうといふ
あんじも
口もとの
所だ
【注① 「亀山人」は喜三二の別号】
【「てがらのおかもち」は「手柄岡持」で、喜三二の狂歌号】
【「さいけんのじよをかくほうせい堂」は朋誠堂喜三二が当時、吉原細見の序文を書いたことによる】
【案② 執筆年の天明6年正月元旦に江戸で皆既日食があり、それを指すらしい】