翻刻
ばけものどもちよろけんに
をいちらされどうもばけた
気(き)たかはけねヱとはかつ
てんがゆかぬとのらきつねが
かたへきたりこのよしを
はなせばきつねそれは
こゝろへぬとめいぎょく【名玉】の
はこをとりいだし
よく〳〵みれば
たまはいつのまにやら
鳥(とり)の町(まち)とうのいも
とぞなりにけり
きつねのきもをいもに【肝が芋になる=肝を潰す、の意】
していもふようふもなひと【芋う(言う)ようもないと?】
あきれたとのこといかに青本(あをほん)
なればとてはなみづばしでお六が
すりかへたといふきやうげんもなひに
いまいもとはけさのぞうにのはらのかわよつて
おわらひ御いちらんとめてたき
はるのしんはんもの〳〵〳〵
おれをめいぎよくの
かへだまとは名玉(めいぎよく)
せんばんと【迷惑千万と】とふの
いもが【唐の芋が】ふへはふいたが
地(ぢ)くちをいつたは
このそうしが
はじ
めて
なり
豊国画
【唐の芋の絵の中】
さくら川
慈悲成
戯作芋