翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

武家物奇談 : 3巻 - 翻刻

武家物奇談 : 3巻 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

【右丁】 発端(ほつたん) しゝはわがこを たにへすて いきほひを 見るといふ そのたかき へいをいつ くやと たずぬ るに ある人 か た り ぬ とう ちをさる こと二千里に してせんじやうが たけといふこせん じやう【戦場ヶ岳といふ古戦場】ありたかねに しゝなくてあやしき ものおほしこのすそ 【左丁】 のをのぢんといふむかふに つるぎのなかやまありしにんの くはいあつまりしゆへしびとの やまをつくとはこれなるかふもとに くび十けんのまちやありいへのむねに とりべのけむりたつまたたかねにいき ほいふるいしふけものありいでたち しとやかなれどすへにはおふかみ【狼】のごとく あれあるきやまのかい【山の崖】よりはぐんびやう うんかのごとくいでこのとき ひはなをちらすひのたま くうちうをとびちがひふもとに ひやうでうしといふふるてらあり このちへちぼうけいりやくのこつたるを うづめしゆへよな〳〵きこゆるかんけんの こへはこたまをなしちじんゆう【知仁勇】の 三とくはみづのあはときへておそろ しきことようぐはいのごとし さればよにようぐはいをかたる             べからず