翻刻
【右丁】
取て惣官に進惣官取て正称宜祝権祢宜祝次第に大工取
て取渡其後当日奉行番大夫能員《割書:故片岡祢宜|能直二男》取て神主
殿御台所御局に被参候方々進之女■(本ノマヽ)【房ヵ】次第に手をかけら
るゝ女房は皆局御簾を取のけて局の内 被候(本ノマヽ)畳も
しかす板也一の間より末へ石をわかす数十人参御網女
房皆手をかけて後氏人以下面々棚尾御前にて手を
かくる棚尾御前をきさ橋の下へ向て引凡人の供人
在家の男女僧尼楼門の内棚尾御前さまはさまも
なく参侍又楽屋の方御料屋にも上下をしも分たす
いゑと参(本ノマヽ)御綱は一向引きらんとする間番匠以下心あ
【左丁】
る人は制止をくわり其後棚尾御前御殿后石の柱にゆ
いつけて申刻許まて■(本ノマヽ)【置ヵ】
御上棟之時刻は巳剋と雖被宣下午刻許被行
折節此間霖雨当日斯まて雨下といへとも次第止
て事に無為也
一 御ぬさの具足
五色の絹各長三尺《割書:青黄白|紅葉》三尺絹五色を六用意
正殿仮殿両方候也
綿二両白革二把 麻 二日(本ノマヽ)《割書:己のつね|の料》上品紙二帖
酒三升瓶子一直へいの料直へい六ひさけ六