翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

かんなんの夢枕 2巻 - 翻刻

かんなんの夢枕 2巻 - ページ 7

ページ: 7

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【右丁 上段】 大つう【だいつう=遊里の事情や遊興の道によく通じていること。またその人。本当の通】に にてをよ ばざるを よふにた やまと いふたとへ ばする がのふじ にたかたの ふじ【「高田富士」…東京都新宿区西早稲田甘泉園にある水稲荷神社=高田稲荷社境内につくられた築山】を みるが ごとし こゝに ぶざ【「武左衛門」の略。武士をあざけっていう語。特に遊里で田舎侍の野暮で無骨なさまをあざけっていった語。】の てんわう【「天王」または「天皇」。ばかにして尊称をつけている】 のこういん【後胤】 たかのまん ちうがばつ りう【末流=子孫の末。末裔】に 【左丁 上段】 にたやま しんござへ もんといふ ものあり かの あふ みのを あげ て大 いざ【「おおいざ」=「いざ」は「いざこざ」の略。おおいに事態をもつれさせるような不平。】  を いゝ ちら  す【言い散らす=思慮分別なくやたらに言う】 【右丁 中央部】 りきうが でしかはしら ねいがあんま りちや【茶…いい加減なことを言うこと】が すぎるかへ てめい からあげてみるよつや とんび【四谷鳶=江戸時代、江戸四谷から作って売り出したとんびだこ。形が普通のものと少し異なっていたという】じやア ねいがぐわん てう【元朝=元旦に同じ】からつご もり【月末】まで 一ト人  ねた 【右丁 下部】 ことの ねへ おと こだ そしてまた おれにかわれる女郎 はきついしや わせだぜへ 【左丁 下部】 おめへの つうは しれて いゝす わいながい ふん【外聞】 の わるいし よせん【所詮=結局、どうせ】 およばぬやつたとさげ【下げ。揚げの反対】にてしてを                   くれなんし