翻刻
【右丁上段】
いう承足(ぜうそく)なり
○席(せき)はむしろなり筵(ゑん)同
蒲席(ほせき)莞席(くはんせき)竹席(ちくせき)あり
○牀(しやう)は榻(しち)なりゆかともとこ
ともいふ八尺を牀(しやう)といふ身(み)
を安(やすん)ずる物(もの)なり牀几(しやうざ)
○匜(い)ははんざうなり柄(え)のな
かに水(もづ)のいづる道(みち)あり柄(え)の
半(なか)ばその内(うち)に挿(さしはさ)むよつて
半挿(はんざう)といふか
○盥(くわん)はたらひなり盥盤(くわんはん)
盥盆(くわんぼん)同又/頮(くはん)につくる匝盤(いはん)
はみゝたらひ角盤(かくはん)はつのだらひ
○墩(とん)は腰(こし)かけなり坐墩(ざどん)とも
いふ又は草墩(さうどん)といふもあり
○鏡(かがみ)は天照太神(てんせうだいじん)のかげをう
【左丁上段】
つしてゐ給ふより初(はじま)る今の内(ない)
侍所(しどころ)といふは神鏡(しんきやう)なり手鏡(しゆきやう)
は柄付(えつき)のかゞみ円鏡(えんきやう)はまるかゞみ
鏡匲(きやうれん)はかゞみの▢【虫食い】なり
○鏡台(きやうたい)は鏡架(きやうか)ともいふ又
粧台(さうたい)ともいふなり今/按(あん)ずる
にかゞみかけ
○粉匣(ふんかう)はおしろいばこなり
○剪(せん)ははさみ剪刀(せんとう)なり
剪子(せんし)剤刀(せいたう)ならびに同今
按(あん)ずるに夾剪(けうせん)摺剪(らうせん)有
○鑷(でう)はけぬきなり鼻鑷(びてう)は
はなげぬきなり
○笄(かんざし)は女(をんな)の髪(かみ)にさす具(ぐ)
なり楴(てい)同/抿(みん)子かうがい
○櫛(せつ)はくし総名(さうみやう)なり梳(しよ)は
【右丁下段挿絵】
椅子(いす) 椅踏(ゐたう) 席(せき)《割書:むしろ》 牀(しやう)《割書:ゆかとこ》
匜(い)《割書:はんざう》 匜盤(みゝたらひ)
盥(くわん)《割書:たらひ》 角盤(つのだらい) 墩(とん)《割書:こしかけ》
【左丁下段挿絵】
鏡(きやう)《割書:かがみ》 鏡架(きやうか) 鏡台(きやうだい)《割書:かがみかけ》
剪(せん)《割書:はさみ》 夾/剪(せん) 摺(らう)剪 鑷(てふ)《割書:けぬき》
粉匣(ふんかう)《割書:おしろいばこ》 笄(けい)《割書:かんざし》《割書:かうがい》
櫛(せつ)《割書:くし》 梳《割書:すきぐし》 枇(ひ)《割書:ほそぐし》 挿《割書:はさしぐし》