翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

豆男江戸見物 2巻 - 翻刻

豆男江戸見物 2巻 - ページ 4

ページ: 4

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【右丁】 たひもの世間(せけん)しらすの内(うち)はだかと 江戸(ゑど)の事(こと)ならつがも無いとハいふものゝ つがもなひ唐(から)の噺(はなし)とおなしこと諺(ことわざ)に 吉原通(よしハらつう)あり深川通(ふかかわつう)あり八幡(やわた)の是(これ) がやわたしらす江戸は廣(ひろ)ふごさる とはなんにもかにも言ふせりふ中(なか) にも江戸の名高(なたか)き所すこしも誉(ほめ)す かけねなし有(あり)のまゝとはついそない何の 【左丁。欄外右側書き入れ「地二」】 こつたとおつしやるなかの豆男のゐばかり おふきに御せ話と言つこなしちひさな者(もの)ても ばかにせずおふきなものにもかまいもせぬ 爰(こゝ)ばつかりが江戸の味噌(ミそ)なんそといふと久(ひさ) しいもの版元(はんもと)からさへはからしい又(また)江戸の自(じ) 慢(まん)かへどうしやふのふと笑(わら)ふもかまわすいふ もんの上下(かミしも)だのと通笑述   とらのはる           【印「三文之印」】