翻刻
【右丁】
寅年新板目録奉御覧入候
《割書:写(うつし)|昔(むかし)》 通風伊勢者語(つうふういせものかたり) 上中下 芸者五人娘(げいしやごにんむすめ) 上下
《割書:男(おとこ)》
《割書:道楽(とうらく)| 世界(せかい)》 早 出 来(にわかのたんぜう) 上中下 地獄沙汰金次第(ぢこくのさたもかねしだい)上下
《割書:楽(たのしミ )| 和(ハ)》 富多数奇砂(とんだすきさ)上中下 豆男江戸見物(まめおとこゑどけんふつ)袋入
敵討梅(かたきうちむね)と 桜(さくら)上中下 上手談儀(せうずたんぎ) 袋入
作 通 笑
《割書:ついぞ| ない 》金持曽我(かねもちそが) 袋入 者 可 笑
画 清 長
追〳〵めづらしき新板差出シ申候間 馬喰町弐丁目
御求御らんの程奉希候 【屋号】永寿堂 西村屋与八版
【左丁。欄外右側に「地三」の書き入れ】
かまくらしやうぐん頼朝公の
じだい小林のあさつな小人嶋
よりいんろうへいれてつれ
きたりそのしそん豆男
とてはなはだこふしよく
なるものにて
所〳〵を
はいかい
せしことハ
人のしる所なり
またそのすへにさかしき
ものありてだいぶつでんの
ミヽのあなにすまいして
人のゆふことをきゝえぬことハ
はなしにならぬとおもひいまを
はじめのたひころもむまの
しりやかごのやねへのり
つちもふまずに
ろぎんいらず
花の御江戸へくだりけり