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酒(さか)
楽(ほかひの)
歌(うた)
此御酒(このみき)を醸(かみ)けん人は。其鼓(そのつゞみ)
臼(うす)に立(たて)て。うたひつゝ醸(かみ)けれ
かも。舞(まひ)つゝ醸(かみ)けれかも。
この御酒(みき)のみきの。あやに
転楽(うたたの)〳〵サヽ
是(これ)は応神天皇(わうしんてんわう)角鹿(つのか)より
還幸(くわんかう)の時(とき)神功皇后(しんくうくわうこう)酒(さけ)
を醸(かも)し侍(はへり)ていはひ奉(たてまつ)
り歌(うた)うたはせ給(たま)ふに
武内宿祢(たけうちすくね)天皇に代(かはり)奉り
答(こた)へ申 歌(うた)なり是(これ)を酒楽(さかほかひ)
の歌(うた)といひて後世(こうせい)大嘗(たいしやう)
会の米舂(こめつ)くにもうたふと也
右古事記