Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション2

BnF. Département des manuscrits. Japonais 305 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 305 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

  械(かい)をもつて拌冷(かきさます)こと二三日の間(あいた)、是(これ)又一時 拌(かき)なり是までを□(もと)と云(いふ) 酘(そへ)《割書:右 □(もと)の上へ米麹(こめこうじ)水をそへかけるを|いふなり、是をかけ米又 味(あぢ)ともいふ》  右の□(もと)を不残(のこらず)三尺 桶(おけ)へ集収(あつめおさ)め、其上(そのうへ)へ白米八斗六升五合の蒸飯(むしはん)、白米二  斗六升五合の麹(かうじ)に、水七斗二升を加(くわ)ふ、是(これ)を一(ひと)□(もと)といふなり、同(おなし)く昼夜(ちうや)一時   拌(かき)にして三日目を中(なか)といふ、此時是(このときこれ)を三尺 桶(おけ)二本にわけて其上(そのう)へ  白米一石七斗二升五合の蒸飯(むしはん)、白米五斗ニ升五合の麹(かうじ)に水一石二斗  八升を加(くわ)へて一時 拌(かき)にして、翌日(よくじつ)此半(このなかば)をわけて桶(おけ)二本とす、是(これ)を大頒(おほわけ)と云(いう)  なり、同く一時拌にして、翌日又白米三石四斗四升の蒸飯(むしはん)、白米一石六斗  の麹(かうじ)に水一石九斗二升を加ふ《割書:八升入ぼんぶりといふ|桶にて二十五 杯(はい)なり》是(これ)を仕廻(しまい)といふ、都合(つがう)   米麹(こめかうじ)とも八石五斗水四石四斗となる、是より二三日四日を経て、氳気(うんき)を   生(せう)ずるを待(まつ)て、又 拌(かき)そむる程(ほど)を候伺(うかがふ)に、其機発(そのきはつ)の時(とき)あるを  以て大事(たいし)とす、又一時拌として次第に冷(さま)し、冷(さ)め終(おは)るに至(いたつ)て は一日二度拌ともなる時を酒の成熟(せいじゆく)とはするなり、是(これ)を三尺 桶(おけ) 【このページの□は酉に胎の字。 酒母の酛のことか。】