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四本となして、凡八九日 経(へ)てあげ桶にてあげて、袋(ふくろ)へ入れ醡(ふね)に満(みた)し
むる事、三百余より五百 迄(まで)を度(と)とし、男柱(おとこはしら)に数々(かず〳〵)の石をかけて
次第に絞(しぼ)り、出(いづ)る所(ところ)清酒(せいしゆ)なり、是を七寸といふ澄(すま)しの大桶(おほおけ)に入て、四五
日を経(へ)て、其名をあらおり、又あらばしりと云、是を四斗 樽(たる)につめて
出(いだ)すに、七斗五升を一駄(いちだ)として樽(たる)二つなり、凡十一二 駄(だ)となれり○
右の法(はう)は伊丹 郷中(がうちう)一 家(か)の法(はう)をあらはす而巳(のみ)なり、此余(このよ)は家々(いへ〳〵)の秘(ひ)
事(じ)ありて石数(こくすう)分量(ふんりやう)等(とう)各(おの〳〵)大同少異(たいとうしやうい)あり、尤(もつとも)百年 以前(いせん)は八石 位(くらい)より八
石四五斗の仕込(しこみ)にて、四五十年 前(まへ)は精米八石八斗を極上とす、今極上と
云ふは、九石余十石にも及へり、古今 変遷(へんせん)是又 云(いゝ)つくしがたし○すまし
灰(はい)を加(くわ)ふることは、下米酒(けまひしゆ)、薄酒(はくしゆ)或(あるひ)は醟酒(そんじさけ)の時(とき)にて上酒に用(もち)ゆることは
なし○間酒(あいしゆ)は米の増方(ましかた)、むかしは新酒同前(しんしゆとうせん)に三斗増なれども、いつの
頃(ころ)よりか一 □(もと)【酉+胎】の酘(そへ)、五升 増(まし)、中の味(み)一斗増、仕廻(しまい)の増一斗五升増とするを
佳方(かはう)とす、寒前、寒酒、共に是に准(じゆん)ずべし、間酒(あいしゆ)はもと入 ̄レ より四十余日、寒
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