徳島県立図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: コレクション1

花土産 - 翻刻

花土産 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

  未の刻下る頃やう〳〵大江の岸の   辺にゆかりある生駒氏を尋ねて   廿とせ余の春秋を語りつゝけて あひみしも命也けり浪花津の 花のやとりの春そ楽しき   いふせき旅の舎りに引かへて日〳〵   夜々に心あるしのいとねもころに   ものしけれは齢ものはえぬる   はかりの老艱此上なし ひと時も千々のあたひや此やとに 色香栄ある花のおきふし   此亭はらからの嫁娶を松に   よせて祝ひ侍る ちよ八千代みとりふかめて相生の 中に小まつもさかえさすらむ   年頃大望のよしのゝ【埜=野の古字】花の   山ふみも病阿に障れ山みぬ思ひ   寝の夢に