徳島県立図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: コレクション1

花土産 - 翻刻

花土産 - ページ 28

ページ: 28

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  興聖寺 もろ人のゆきかふ袖も山吹の 花の色なる宇治のふるてら   平等院此御寺も開帳にて賑〳〵し 頼政の扇かさゝん 夏となり   宇治橋より舟にて下る うち河や春の行ゑも矢のことし   初夜の頃伏見又醍醐屋かもとに   やとりて夜半頃船にて下る淀にて時鳥   きゝて ゆくはるもよとます淀の河浪に さそはれいてし初ほとゝきす   晦日辰の刻大江の岸につきぬ   醍醐屋何かしは蕉門に名ありと   浪花にかへりて聞侍りて消息の   はしに やとりして花ともしらぬ木の葉【見せけち=暮】旅 三月尽