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ば。うれしさかぎりなし。
さりながら。いとはつかしげ
なるふぜいして。うちなびく
けしきもなくてゐ給ひけ
り。夜(よ)もやう〳〵更(ふけ)ければ。
ゑんあふの。ふすまのしたに
たはふれけれ。たがひに
御心ざしあさからず。いきて
はかいらうのちきりと思(おほ)し
めし。よろのあけやすき夜(よ)
半(は)にて。ほどなく鳥(とり)も音(をと)
づれ。寺(てら)〳〵のかねもはやあ
けぬるとひゞきけり。中
しやうどのは。あまりなごり
おしさのあまりに。一/首(しゆ)かく
なん
むつこともまたつき
せぬにいかばかり
明(あけ)ぬとつぐる
鳥(とり)のねそうき
姫(ひめ)きみかへし
おもひきやこよひ
はじめの
たひねして
鳥(とり)のなく音(ね)をなけく
べしとは