翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

木幡きつね - 翻刻

木幡きつね - ページ 2

ページ: 2

翻刻

【表紙裏左上隅に請求記号:A00|霞亭|12】 【左丁右上隅に蔵書印:田安府芸台印】 【左丁右下隅に蔵書印:東京帝国大学図書印】 中ころの事にや有(あり)けん やましろの国。こわたの里 にとしをへて。ひさしき狐(きつね)あ り。いなりのみやうじんの。御 ししやたるによつて。何ごと も心にまかせずといふ事なし。 殊(こと)には男(なん)子(し)女(によ)子(し)。そのかず数(あま) 多(た)もち給ふ。どれ〳〵もち ゑさいかく。けい能(のふ)いふはかり なく。世にならびなく聞え ありて。とり〳〵にさいはひ 給ふ。中にもおとひめに。あ たらせ給ふはきしゆごぜん