翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

木幡きつね - 翻刻

木幡きつね - ページ 5

ページ: 5

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さてまた爰(こゝ)に三でう大 なごんとのとておはします。 その御子に。三位の中/将(しやう)と のとて。ようがんびれいに して。まことにむかしのひかる げんじ。ありはらの中将殿 と聞(きこ)えしも。是(これ)にはまさ るべからず。たかきもいやし きも。心をまどはしける程(ほと) に。ちゝ大なこんどのにおほせ あはせて。さるかたさまより。 御つかひありしかども。中(ちう) しやうとの御こゝろにそむ。 いろもましまさず。いかならん しつのめの子なりとも。その かたちすくれたらん人なら ばとおぼしめし。常(つね)はしゐか くはんげんにのみ心をすまし 給ふ。ころは。三月/下(げ)じゆんの こと成に。はなぞのにたち出(い■) 給ひ。ちりなんはなを御らん じて。なりひらのけふのこ よひにと。よみけるも。かゝる 折にやとながめたまふ。おり ふしかのきしゆごぜん。いなり のやまより見おろして。う